ヒビや角割れが入ったスマホのガラスフィルム、きちんと対処していますか?
街中では、画面割れしたスマホをそのまま使用している方も、よく見かけます。
ガラスフィルムにヒビや角割れが入った状態のまま利用しているケースも多いのではないでしょうか?
スマホ本体が破損している訳ではないからと言って軽視すると、スマホの故障や人体にケガを負う恐れも伴います。
スマホを故障のリスクから遠ざけ、安心して利用するために、破損したガラスフィルムの利用は避けるべきです。
ガラスフィルムのひび割れや角割れについて、危険性と対処や予防の方法を交えて解説します。
大切なスマホを故障から守り、長く使い続けられるようにしっかりと対処や予防をしましょう。
ガラスフィルムはヒビや角割れが入りやすい
ガラスフィルムは正面からの衝撃より、フィルム側面へ負荷がかかるとあっけなく割れてしまうことがあります。
これはガラスの特性ですが、負荷が一点に集中する衝撃には弱いのです。
ですので、中央から外側に向けてではなく、ひび割れや角割れといった、端から破損したガラスフィルムがよく見かけられるのです。
ガラスフィルムは、その殆どが超薄型のガラスでできています。
スマホへの衝撃を身代わりとして受けるためのアクセサリーなので、衝撃を受けて破損するのは、むしろ必然的なのです。
ヒビや角割れが入らないガラスフィルムはない
そもそも、ガラスフィルムの強度が高く割れない商品があれば、それに越したことはありません。
しかし、一般的に販売されている商品はあくまで超薄型のガラス製品ですので、強い衝撃を受ければ破損するのは当然なのです。
ガラスフィルムの強度を「9H」や「10H」と表記されているのが目に付きますが、ダイヤモンドのモース硬度10と同等の強度のように解釈するのは間違いです。
各メーカーが記載している「9H」や「10H」とい表記はモース硬度ではなく”ひっかき硬度“というもので、その名の通り、ひっかき傷への耐性であり、割れにくさとは無関係ですので注意しましょう。
参考:ガラスフィルムのモース硬度を解説【スマホは鉛筆硬度が基準】
最近では、ひときわ異質な商品として、サファイヤガラスを採用したガラスフィルムも登場しています。
サファイヤガラスはモース硬度9で、それこそダイヤモンドに次ぐ硬さの素材です。
ただし、傷つきにくいという特性があるものの、割れや欠けが起きることはありますし、なんといっても圧倒的に価格が高く、執筆時点で¥9,900〜となっています。
一般ユーザーからは、気軽に手が出ない価格設定ではないでしょうか。
リンク:Amazon.co.jp|Truffol サファイヤガラスフルカバースクリーンプロテクタ
破損したガラスフィルムを使うのは危険
ひび割れや角割れなど、破損したガラスフィルムを使い続けるにはリスクがあります。
- ヒビや角割れから連鎖的に破損する
- ガラスフィルムの破片でケガをする恐れがある
人体へケガの恐れがあるので、自分自身だけでなく他者を守るためにも、破損したガラスフィルムを使用し続けるのはやめましょう。
ヒビや角割れから連鎖的に破損する
ガラスにひび割れや角割れが発生すると、周辺の強度が落ちます。
少しだけだからと対処せず使い続けると、強度が落ちたガラスであれば、軽微な衝撃でも連鎖的に破損します。
一度、強度が落ちることでガラスフィルムの破損は広がり、同時にスマホの保護力も失われていきます。
せっかくガラスフィルムを張っているのに、スマホの保護としての目的を果たせていない状態になります。
小さな傷つきでも、あまりに数が多いとガラスの強度が落ちることもあります。
破損に至らなくとも傷つきが多い状態では、ガラスフィルムを交換しておくほうが安全です。
また、ガラスフィルムに関しては破損していなくても当ブログでは1ヵ月毎の交換を推奨しております。
参考:スマホの保護フィルムの交換時期はどれくらい?PET・ガラスフィルムの交換時期を紹介
ガラスフィルムの破片でケガをする恐れがある
ガラスフィルム商品には、素材として強化ガラスが採用されているのが殆どです。
超薄型ですが、ガラスはガラスです。
割れた破片が人体に刺さり、ケガを負うこともあり得ます。
さらに言えば、ガラスフィルムの破片は小さくなりがちなので、刺さってしまった場合に摘出するのが困難だというのを想像することは容易でしょう。
必要のないケガを負う前に、対処することを心掛けましょう。
対処法|ヒビや角割れが入ったガラスフィルム交換する
ガラスフィルムが破損した場合の対処法としては、新しいものに張替えるのが良いでしょう。
破損したガラスフィルムでケガをしないために、できるだけ早く対処することをおススメします。
仮処置として、セロハンテープなので悪化を防ぐこともできますが、図書カードやQUOカード程度に薄いカードがあれば1分程度で剥がせるので、剥がしてしまうほうが手っ取り早いです。
ガラスフィルムはスマホを守るための消耗品と捉え、落下などでひび割れや角割れが起きる度に交換しておきたいところです。
予防策|アクセサリーでヒビや角割れを防ぐ
スマホのディスプレイを保護するのがガラスフィルムです。
ガラスフィルムを破損から守ると聞くと、防犯カメラを監視する防犯カメラのように、二重に守ることに意味はあるのか?と感じる方もいるでしょう。
ですが、ここで紹介する予防方法は、スマホ本体を守ることと同等で、別要素としての保護ともなります。
ガラスフィルムは、”絶対に割れない“、”スマホを完全に守る“商品ではありません。
スマホのアクセサリーから、ガラスフィルムとスマホの破損を予防する効果が期待されるものを紹介します。
スマホケース/カバーを利用する
スマホを保護するアクセサリーとして、スマホケースやカバーの装着は一般的です。
ケースやカバーを装着することにより、スマホ本体への衝撃を抑えることはもちろん、落下時などにガラスフィルムの弱点である、側面への直撃を防ぎます。
当然、手帳型のように背面から前面にかけて、全体的な保護ができる商品のほうが安全です。
しかし、ディスプレイ部分が保護されないスマホカバーでも、前面のふちが少しでも出っ張っているものを選択することで、側面への直撃を防ぐ効果は期待できます。
スマホリング/ネックストラップを利用する
画面割れを予防する目的として、スマホケース/カバーではスマホへの衝撃を抑える効果があります。
ご存じの通り、画面割れを防ぐ最大の予防策は、そもそも落下などの衝撃を受ける機会をなくすことです。
スマホリングやストラップを利用することで、根本的な原因である落下を防ぐ効果が期待されます。
特に女性や子どもなどであれば手の小さな人も多く、近年の大型化したスマホは片手では持ち辛さを感じる方にはおススメします。
ヒビや角割れが入ったガラスフィルムは張替えよう
ひび割れや角割れが発生したガラスフィルムをそのまま利用するのは危険です。
- ヒビや角割れから連鎖的に破損する
- ガラスフィルムの破片でケガをする恐れがある
破損に至らなくとも、傷つきが多い場合はガラスフィルムの強度は落ちていると認識しましょう。
ガラスフィルムの製品は多種ありますが、絶対に割れないものはありません。
予防策としては、落下防止やスマホを保護するアクセサリーの利用がおススメです。
- スマホケース/カバー
- スマホリング
- ネックストラップ
ガラスフィルムは、あくまでもスマホの身代わりとして、衝撃を抑えてくれる消耗品と捉えるべきです。
ヒビや角割れが入ったり、あまりに傷つきの多くなったガラスフィルムは、新しいものに交換して対処しましょう。
なお、ガラスフィルムに関しては燃えるゴミとして捨てるのはNGとなりますので、不燃ゴミとして捨てるようにしましょう。