スマホのガラスフィルムと保護フィルムにはどのような違いがあるでしょうか。
どちらもディスプレイを保護する目的で利用される商品ですが、ガラスフィルムの方が衝撃への耐性が高く、スマホを破損や傷つきから守るのに優れています。
一方の保護フィルムには”薄さ”というメリットがあり、どちらを選択するべきか、ユーザーの判断に委ねられる部分があります。
この記事では、ガラスフィルム/保護フィルムの違いから、それぞれを選定するための基準を解説します。
ガラスフィルムと保護フィルムの違いを理解し、失敗のない商品を選択するようにしましょう。
価格面では保護フィルムが優位
ガラスフィルムと保護フィルムの違いを確認していくにあたり、まずは価格面の違いを知っておきましょう。
- ガラスフィルム・・・1,000円以下~3,000円程度
- 保護フィルム・・・1,500円以下(2枚以上の同梱もあり)
製品により、かなりバラつきはありますが、基本的には保護フィルムのほうが安価です。
更に、保護フィルムではパッケージに2枚以上が同梱されている製品もあり、傷が入ったとき等の交換用として持っておけるので、お得感があります。
とはいえ、破損などがなければ長く使える製品ですので、価格面だけで選定できるほどの差ではないとも受け取れます。
なお、例外としてガラスフィルムも安価なものが多く販売されておりますが、基本的な価格は保護フィルムの方が安い傾向があります。
ガラスフィルムで破損や傷からスマホを守る
ガラスまたは強化ガラスを素材としたガラスフィルムは、保護フィルムよりも破損や傷に強いです。
スマホを物理的な衝撃から守ることだけを考えれば、ガラスフィルムを選択するのが良いでしょう。
近年までガラスフィルムには、保護フィルムに比べ付加機能が付きづらいデメリットがありました。
しかし、最近のガラスフィルムには従来の保護フィルムと同様の付加機能が備わっているものも多く販売されています。
- アンチグレア(非光沢)で反射防止
- のぞき見防止でプライバシーを守る
- ブルーライトカットで目を守る
- 指紋防止で画面をきれいに保つ
付加機能を付けたいために保護フィルムを選択する必要性がなくなっているので、まずはガラスフィルムの検討をしましょう。
ガラスフィルムの注意点
ガラスフィルムは保護フィルムに比べ、厚みがある点で注意が必要です。
いずれの注意点も、スマホの機種やユーザーごとの感じ方による部分が大きいので、特に気にならない方はガラスフィルムを選択して良いでしょう。
厚みがありすぎるとタッチの反応が悪くなる
ガラスフィルムの厚みは製品によって異なります。
当然、厚みが大きいほど衝撃への耐性も大きくなるので、スマホを守る目的としては厚みの大きい製品を使いたくなるでしょう。
しかし、あまりに厚みのある製品ですと、タッチ操作の感度に影響を及ぼす可能性があります。
タッチ感度への影響は、実際に使用してみないと分からないので、購入前に製品レビューから判断する必要があるでしょう。
なお、ガラスフィルムには他にもフィルム自体の汚れによって感度が悪くなる場合もあるので注意が必要です。
参考:ガラスフィルムで感度が悪くなる理由8つを紹介【滑りが悪くなったと思う人必見】
スマホカバーに干渉する恐れがある
ガラスフィルムを選択する場合、スマホカバーとの相性も考慮する必要があります。
近年では、スマホのディスプレイ部が大きくなり、ガラスフィルムの端がスマホカバーと干渉してしまう可能性もあります。
ガラスフィルムとスマホカバー、両方のサイズを確かめて購入する必要性があります。
特に、エッジスクリーンを採用している機種の場合は良く確かめて購入しましょう。
スマホカバーとガラスフィルムが干渉してしまうのが不安な人は、少し小さ目のフィルムという物も販売されているので小さめフィルムを購入されることをおすすめします。
厚みがあるため、装着時の見た目が気になる
ガラスフィルムの厚みは装着時の見た目に影響します。
ガラスフィルムは保護フィルムに比べて厚みがあるため、見た目にこだわるユーザーにとっては違和感を持つ方もいるでしょう。
0.2mm以下など、薄さにこだわる製品を選択するか、それでも薄さに満足できない場合は保護フィルムを選択する必要があるでしょう。
なお、どうしても厚さが気になる方は塗るタイプのスマホフィルムを使用すると、画面を保護しつつ見た目には全く影響が無いのでおすすめです。
保護フィルムは薄く、装着時の見た目が自然
保護フィルムは、ガラスフィルムに比べて強度が劣ります。
保護フィルムを選択する理由としては、ガラスフィルムのデメリットである厚さが軽減されることです。
特に、スマホには何も付けずに裸で使いたい方など、見た目をできるだけ変えたくないユーザーには大きなメリットとなります。
また、スマホを守る目的としては、ガラスフィルムを選択したいところですが、「ガラスフィルムの注意点」で問題があると感じる方も保護フィルムを選択しましょう。
- 厚みがありすぎるとタッチの反応が悪くなる
- スマホカバーに干渉する恐れがある
- 保護フィルムは薄く、操作性の違和感が少ない
保護フィルムの注意点
保護フィルムの薄さはデメリットともなります。
フィルムの厚みがないことで、強度以外にも装着の難しさがデメリットとして挙げられます。
また、製品によっては保護フィルムの薄さというメリットを享受できないものもあります。
- ガラスフィルム並み(0.33mm)の厚みがある製品を避ける
- 装着の補助ツールが同梱されているものを選択する
商品選定の際はこれらを意識しましょう。
ガラスフィルムよりも強度が劣る
保護フィルム(PETやTPU)は、ガラスフィルムよりも物理的な衝撃には弱いです。
装着することで、傷つきや破損時にディスプレイガラスの飛散防止には効果を発揮するでしょう。
しかし、落下などの衝撃からディスプレイの破損を防ぐほどの効果はそれほど期待できないでしょう。
製品によっては、強度を補うためにあえて厚みを持たせている製品も見受けられますが、ガラスフィルムの強度には及ばないので、あえて選択する必要はないでしょう。
繰り返しになりますが、スマホを守る目的としては、ガラスフィルムを選択したいところです。
装着時に気泡が入りやすい
保護フィルムは柔らかく、ガラスフィルムよりきれいに貼り付けることが困難です。
その結果、ディスプレイとの間に気泡が入りやすいので、丁寧に装着することを心掛けましょう。
保護フィルムの製品には、装着を補助するツールが同梱されているものも多いので、装着に心配がある方は、それらが含まれる製品を選択しましょう。
基本はガラスフィルム、厚みが気になれば保護フィルム
ガラスフィルムと保護フィルムは、いずれもスマホのディスプレイを保護する役割があります。
その他にも付加機能を目的に装着するユーザーもいるでしょう。
- アンチグレア(非光沢)で反射防止
- のぞき見防止でプライバシーを守る
- ブルーライトカットで目を守る
- 指紋防止で画面をきれいに保つ
これらの付加機能は、昨今ではガラスフィルム/保護フィルムのどちらでも選択できるようになりました。
ですので、スマホを保護する効果が高い、ガラスフィルムの選択をおススメします。
一方で、ガラスフィルムの厚さをデメリットと感じる方は、保護フィルムを選択すべきでしょう。
- 厚みがありすぎるとタッチの反応が悪くなる
- スマホカバーに干渉する恐れがある
- 保護フィルムは薄く、操作性の違和感が少ない
保護フィルムを選択する場合は、ガラスフィルムより保護の役割が低いことを覚えておきましょう。
なお、手軽に保護フィルム、ガラスフィルムを試してみたい方は100均などの格安フィルムから試してみるのがおすすめです。
特にダイソーでは8種類以上のスマホフィルムが販売されており、選択肢が多いのでガラスフィルムと保護フィルム(PET)を購入して試してみるのも良いかもしれません。
参考:コスパ最強?ダイソーのスマホフィルムを紹介【iPhone・Android】
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