スマホの画面であるガラスフィルムが割れた場合、どういう直し方があるのかわからない方も多いと思います。
ガラスフィルムが割れた場合は、基本的に個人での直し方は無く、修理を依頼するというのが最善の解決方法となります。
スマホのガラスフィルムは基本的に販売元のメーカーで修理してもらうのが一般的ですが、実はメーカー以外でも直せることが多いというのはご存知でしょうか。
例えば、メーカー以外の直し方としては、家電量販店やカメラ屋さん、町の修理屋さんでもスマホのガラスフィルムを直すことが可能です。
結論からお伝えすると、ガラスフィルムが割れた際は以下のどちらかで対処するのがおすすめです。
- 開発元メーカー・もしくは購入元にて修理を行う
- 町の修理屋さんに修理を依頼する
また、修理を依頼する前に必ず実施していただきたいことはデータのバックアップです。
本記事については、スマホのガラスフィルムが割れた際の直し方で悩んでいる方に向けて注意点と対処法をご紹介します。
スマホのガラスフィルム(画面)が割れた時の確認事項3つ
- 電源が入るか確認をする
- スマホのバックアップを取得する
- 割れた部分の応急処置を行う
スマホのガラス部分が割れたら、個人での直し方はありません。
修理に依頼をする流れとなりますが、その前に上記3つの項目のような確認だけはやるようにしましょう。
スマホのガラスフィルムが割れた時の確認事項を3つの項目に分けてご紹介します。
電源が入るか確認をする
画面が割れてしまったら最初にスマホの電源が入るかどうか確認しましょう。
電源が付いたら、次にフリックやスワイプ、タップなどの基本の画面操作が行えるか確認をしておきます。
このときに、ガラスフィルムが破損して操作が少しでもできない操作があれば即修理に出すことが必要です。
また、画面の一部が写らなくなっていたり、操作できない状態になっている際も同様に即修理が必要となります。
「とりあえずスマホは問題なく使えそうだから、このまま使おうかな…」
上記のように思っている方も、電源が入っても内部にダメージがある場合があります。
内部にダメージがあると普段使いでだんだんとスマホの調子が悪くなり修理が必要になることが多いので早めに修理に出すことが大切です。
スマホのバックアップを取得する
スマホが操作可能な状態であれば、スマホのデータのバックアップを取りましょう。
割れたガラスフィルムの画面を操作する必要があるので、ラップや保護フィルムなどでけがをしないように画面保護をしてから操作します。
バックアップ方法はiPhoneとAndroidで操作方法が異なります。
【iPhoneの場合】
スマホがiPhoneの場合は下記操作にてバックアップが可能です。
「設定」→「ユーザー名」→「iCloud」→「iCloudバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」
iPhoneでのバックアップ方法に関してはAppleの公式サイトでも案内しているので合わせて公式サイトも確認していただくと手順のイメージが湧きやすいです。
【Androidの場合】
Androidの場合は下記操作にてバックアップが可能です。
「設定」→「システム」→「バックアップ」(機種によっては「詳細設定」→「バックアップ」)→「今すぐバックアップ」→「続行」でバックアップできます。
ただ、Androidの場合、これだけでは写真と動画のバックアップはされていないので、続いて「Googleフォト」→「ログイン」→「設定」→「バックアップと同期」でバックアップをします。
パソコンが得意な人は、パソコンとスマホをつないでバックアップを取ることも可能です。
AndroidについてはGoogleのシステムを利用してバックアップを行うので、合わせてGoogleの公式サイトもご確認いただけるとバックアップについてもっと詳しく知ることが可能です。
割れた部分の応急処置を行う
割れた部分から、細かなガラス破片がぱらぱらと落ちてくるような状態だと、ガラスの破片が指にささってケガをする恐れがあるため、応急処置を行います。
また、ひび割れ部分はだんだんと広がってしまい、耐水機能があるスマホのガラスフィルムでも割れた時点で耐水機能はほぼなくなってしまいます。
具体的な応急処置の方法に関しては下記3つの手順となります。
- ウェットティッシュやセロハンテープで、ガラスやフィルムについた破片を除去する
- ガラスフィルムの面にサランラップを巻く(保護フィルムや透明テープでも可能)
- 最低限の操作ができることを確認したら修理屋に持ち込む
なお、ここで紹介するのはあくまで応急処置のため、できるだけ早く修理に出すことを強くおすすめします。
応急処置の方法については、ネットで検索をかけるとレジンやガラスコーティングなどを利用した方法も出てきますが、本記事ではおすすめをしません。
あくまで応急処置だけを自分で行い、専門業者に修理を依頼するのが最善の方法だと考えていることが理由となります。
割れた画面のスマホを使い続けるリスク3つを紹介
- 最終的に操作不可能になる場合がある
- ケガをする場合がある
- スマホ本来の故障原因になる
スマホの画面が割れたまま使い続けるのはメリットが無く、リスクしか残りません。
今回ご紹介する3つのリスクも放っておけないリスクとなりますので、各リスクについて認識しておくことが大切です。
最終的に操作不可能になる場合がある
ガラスが割れたことによって、タッチ操作に反応しなくなったり、画面の表示がヒビで見えなくなったりと時間の経過と共に操作に支障が出ることが非常に多いです。
また、内部の液晶にまで故障があると、広い範囲で映らなくなったりすることもあります。
割れたままの画面で使い続けるメリットは一切無いので、画面が割れたらそのままにしておくのはやめておきましょう。
ケガをする場合がある
スマホの画面はガラスでできています。
画面が割れた状態で使用していると、だんだんとヒビが広がっていき、割れている範囲が広がります。
割れている範囲が広がると、細かい破損箇所も広がるので小さなガラス片のとがった部分や、中途半端にはがれたガラス部分で指を切ってしまう恐れがあります。
また、通話で顔に付けるので、顔にけがをすることも考えられます。
テープやラップで覆っても、ヒビは広がっていくので注意が必要です。
スマホ本来の故障原因になる
割れたときには操作に支障がなくても、耐久性は確実に落ちています。
そのため、水も侵入しやすくなってちょっと水がかかってしまっただけでもスマホの内部に水が入り込んで故障する可能性があります。
割れたまま使っていたスマホがある日突然動かなくなっても、全く不思議ではありません。
このように、ガラスが割れた画面のままでスマホを使い続けるのはリスクが高いです。
本来画面の交換のみを行えば済むのに、スマホ本来を買い換えなくてはならない場合があるので注意しましょう。
また、画面が故障すると画面内に黒い影ができることがあります。
スマホの画面に異常が出た際は自力で直すことは基本的に不可能なので、放置せずに修理ショップまで持ち込むようにしましょう。
参考:スマホの液晶にある黒い影は画面の傷が原因!直し方も解説します
スマホのガラスが割れたらどこで修理すればいい?
キャリアショップで修理する
お使いのスマホがソフトバンクやドコモ、au等のキャリアの場合、それぞれのショップに持ち込んで修理を依頼しましょう。
参考:ドコモのスマホ画面が割れたら修理はどうする?修理にかかる期間や手順を紹介します!
もちろん、家電量販店等で購入された方は家電量販店へ持ち込んで相談することも可能です。
スマホ購入時に保証サービスに加入していると、修理費用を抑えることが可能です。
修理不可能なときは、一定額で新しい機種に交換してもらえることもあります。
例えば、Appleの場合、保証サービスAppleCare+に加入していれば、税込3,700円で修理してもらえます。
また、SoftbankはHPで、来店不要のパソコンでも電話でも受付可能な修理サポートシミュレーターを設置しています。
なお、SIMフリーのスマホの場合は扱いが異なっていたり、メーカーの修理扱いとなっていたりすることもあるので、注意しましょう。
修理の際には、データ消去される可能性もあるため、あらかじめデータのバックアップを取っておきましょう。
町の修理屋さんで修理する
町の修理屋さん等、専門の業者にお願いすることもできます。
メリットは持ち込んだ店舗で、すぐに修理してもらえる可能性があることです。
運が良ければ、修理してもらったスマホをその日のうちに持ち帰ることができます。
ただし、お店によって当たり外れがあるので、しっかりとその店の評判や修理料金、修理にかかる日数などを事前調査してから、修理をお願いしましょう。
自分で修理する
自分で修理するという方法もありますが、自信のある方以外はお勧めしません。
最近はパーツも通販で購入でき、店舗へ出向かなくても、修理を自宅で行うことができます。
しかし、電子部品に対する専門知識が必要ですし、器用さも要求されます。
スマホのガラスが割れないために!3つの対策方法
- 頑丈なスマホケースを選ぶ
- 保護フィルムを貼る
- ストラップ、スマホリングを使って落とさないようにする
ここまではスマホのガラス画面を割ってしまったときの対策を紹介しましたが、割れないように予防しておくことも大切です。
ここではガラス画面を割らないための事前対策を3つ紹介します。
頑丈なスマホケースを選ぶ
スマホは形状的に四隅の角が弱い所です。
そして、落下するときは、角から落ちることが多いです。
そのため、スマホの角をしっかりと保護する、頑丈なスマホケースを選ぶようにしましょう。
保護フィルムを貼る
保護フィルムを貼ることで、画面が割れにくくなる他、割れたときのガラスの飛散防止にも役立ちます。
様々な保護フィルムが販売されていますが、強化ガラスを使っている保護フィルムだと対衝撃性も高いようです。
ストラップ、スマホリングを使って落とさないようにする
ストラップでスマホをかばんに固定すると、落下を防止することが可能です。
また、スマホリングを使用することで、手から滑り落ちる可能性がかなり下がります。
最近は破損防止の機能だけでなく、見た目もお洒落なスマホリングがたくさん販売されているのでおすすめです。
割れた画面のスマホはすぐに修理しましょう
- 開発元メーカー・もしくは購入元にて修理を行う
- 町の修理屋さんに修理を依頼する
今回は、割れた画面のスマホに対し最初にやるべきこと、リスク、事前対策について紹介しました。
スマホのガラスフィルムが割れた際は、修理できるお店まですぐに持っていくことをおすすめします。
スマホの画面が割れても、小さなヒビであれば修理に出さず使い続ける方もいますが、小さな傷からスマホ内部が破損して本体が故障してしまう可能性も十分に考えられます。
また、ヒビのところから水分が侵入すれば、いつ故障してもおかしくない状態なのでそのままにしておくことはおすすめしません。
したがって、スマホの画面が割れたときは、破損部分の保護をするだけではなく、早めに修理を検討することをおすすめします。
スマホ画面については液晶漏れなど、申告な故障が起こってしまう可能性もあるので異常が起きた際は注意してください。