スマートフォンのガラスフィルムとケースが干渉する場合、大きく分けて対処法は2つあります。 1つ目は「干渉しないタイプのガラスフィルム」を使うこと。 2つ目は「フィルムに干渉しないタイプのケース」に買い換えることです。 実はガラスフィルムとケースの干渉は双方の相性によって発生しているものとなり、大体の場合はどちらかを買い換えることで対策を行うことが可能です。 今回はガラスフィルムがケースに干渉してしまう原因から、対策までを詳しく紹介したいと思います。
ガラスフィルムはケースと干渉するものがある
せっかくガラスフィルムを買ったのに「ケースと干渉して使えない!」とお金を無駄にしたくありませんよね。 ガラスフィルムにはケースに干渉してしまうものがあります。 今からどんなケースを選べばよいか、ひとつずつ解説していきます。
干渉しないタイプのガラスフィルム2つ
フィルムには通常のガラスフィルムと全面を保護するフィルムが存在します。 通常フィルムはセンサーを覆う必要がないので、故障の原因になりにくいメリットがあります。 一方で、全面保護フィルムは見た目がフィルムを貼っていないように見える上に縁もしっかり保護されるのが利点です。
通常タイプのフィルム
ケースに干渉しないフィルムを選びたいのなら、通常のガラスフィルムにしましょう。 全面保護フィルムですと、縁までしっかり覆ってしまうのがかえって支障になり、ケースの組み合わせ次第で干渉してしまいます。 通常のガラスフィルムですと、縁まで覆われることはないので、ケースとの干渉は起こりにくいといえます。 デメリットを挙げるとすれば、覆われていないセンサー部分に衝撃を与えれば故障の原因となりかねませんが、液晶画面そのものが丈夫な上、触れる機会も少ないです。 そのため、普通に使用していれば傷をつけるリスクは少ないです。
画面より小さめサイズのフィルム
ガラスフィルムはスマートフォンの画面よりも小さいものを選んだほうがいいでしょう。 もしも画面と同じサイズ、もしくは大きいものを選んでしまうと画面の保護はできても、長い間使っているうちにそこからゴミが入り、剥がれやすくなってしまいます。 またケース次第ではガラスフィルムと干渉してしまい、せっかく買ったガラスフィルムが無駄になってしまいます。 画面よりも小さめのフィルムですと、いざ貼る時にほんの少しずれてしまっても画面外から縁が飛び出してしまう心配もありません。 微調整がしやすいメリットもあります。
2.5Dラウンド加工のフィルム
ガラスフィルムには怪我のおそれがないように、縁にまるみを持たせる加工がしてあります。 このことをラウンドエッジ加工といい、さらに種類が大きく2.5Dと3Dの2つに分かれています。 ケースを装着しないのなら3Dのほうでも問題ないのですが、もしもケースを着けていて干渉の心配があるようなら、丸みの浅い2.5Dのほうが最適だといえます。 あまり聞きなれない単語かもしれませんが、ラウンドエッジ加工が握ったときのフィット感や画面保護の高さにも繋がるので、ケースの有無も含めて、購入するときにはなるべく確認しておきたいポイントです。
干渉するタイプのフィルムは3Dラウンド加工(全面保護フィルム)
一方で、干渉しやすいフィルムは3Dラウンドエッジ加工になります。 分厚くなる分画面の耐久力は上がりますが、肝心の縁の触り心地に違和感を覚える人もいるでしょう。 基準として0.3㎜未満が薄く、それ以上が厚みのあるフィルムです。
ガラスフィルムとケースが干渉する時の対策2つを紹介
既にガラスフィルムを購入し、ケースと干渉して困っている方も中にはいると思います。 買ってしまったものは破棄せずに、なるべく使っていきたいですよね。 そこで対策を2つほど今から紹介していきましょう。
1.小さめのフィルムに買い換える
ケースを変えたくないという方は、少し小さめに作られているガラスフィルムに買い替えることをおすすめします。 例えば、フィルムの中にはスマートフォンの本体よりも数ミリ小さく設計されている種類も存在します。 たった数ミリですが、スマートフォンのフィルムでは数ミリの効果は大きく、ケースとの干渉を防いでくれます。 ケースとの干渉を悩んでいる方は、小さめのフィルムに買い換えることで干渉対策ができるのでおすすめです。 今あなたがお使いのスマートフォン機種でも小さめのフィルムが販売されているかもしれません。 気になる方はAmazonや楽天市場等のECサイトで「機種名 フィルム 小さめ」などで検索してみましょう。
2.フィルムに干渉しないケースに買い換える
高価なガラスフィルムを買ってしまい「なんとしてもフィルムを使いたい!」という方はケースを買い替えてみましょう。 最近では防水型・耐衝撃型など豊富に種類はあります。 その中でもフィルムに干渉しないケースも多数存在しているのも事実です。 例えば、縁まで保護しないケース、もしくは側面だけを取り囲むバンパーケースなども販売されています。 指紋や汚れがつきやすく日々のケアが欠かせないのが難点ですが、スマートフォン本来の色や触り心地を楽しむことができます。 平たい場所に置いた時に、バンパーの厚みのおかげで表面に接しないので、想像以上の保護力があるといえます。
ガラスフィルムとケースが干渉するデメリット
ここまで干渉しないケースやフィルムを紹介してきました。 ガラスフィルムとケースが干渉すると、 ガラスフィルムに圧がかかり、画面が自然に割れてくるようになります。 その部分をきっかけに画面割れや衝撃に弱くなってしまうので、やはり干渉したままの使用は控えた方がよいです。
フィルム干渉が気になる人は装着ケースによってフィルム厚を選ぼう
無駄な出費は抑えてケースにこだわりたい、という方向けにケースに合わせたフィルムの厚さをいくつかご紹介いたします。 0.1ミリでも違うと握った感触も変わってくるので、ぜひとも今後のフィルム選びにご活用ください。
0.2mm|手帳型ケースにおすすめ
貼っている感覚が少ない薄いフィルムは保護できないイメージがあるかもしれませんが、手帳型ケースではスマートフォン全体を保護されているため、0.2ミリ程度のガラスフィルムがおすすめです。 厚いフィルムを装着すると締まりが悪くなり、万が一落としたときに破損に繋がるおそれがあります。 一点に力が加わるような真正面からの圧力にさえ気をつけておけば長く使用できるので、ブルーライトカットのものや手触り、透明度などほかにも重視したい点があれば、そちらも踏まえて購入していきましょう。
0.3mm|一般的なケースにおすすめ
手帳型ではない一般的なケースには0.3mm以上のフィルムがおすすめです。 この厚さはかつて保護フィルムの中でも主流なサイズでした。 0.3mm以上の厚さがあれば、大半のガラスフィルムは30センチの高さから落としても傷がつくことは無く、画面を保護してくれます。 ただし、これ以上厚みがあるとケースとの干渉を起こしやすくなり、画面に触れた時の操作感が悪くなる場合もあるので注意が必要です。 普段ゲームをする方、1日の間にスマートフォンを扱う頻度が多い人はこの薄さのフィルムがおすすめです。
0.5mm|バンパータイプのケースにおすすめ
どうしてもスマホを傷つけたくない、という方には0.5mm以上のガラスフィルムをお勧めします。 この厚みになってくると強化や防犯・保護に特化しており、フィルムの硬さも通常なら2Hか3Hのところを、最高レベルの9Hであることが多いようです。 けれどもフィルム自体に厚みがあるので、干渉を引き起こしやすくなり、使えるケースが限られてくるのも大きな特徴です。 0.5mmのような厚みのあるフィルムを使用する場合、バンパータイプなら洗練されたスマホケースのデザインを楽しみつつ側面も守ることが可能です。 スマホを最大限に保護しつつ、握り心地も最適なスマートフォンライフを送れるでしょう。
【まとめ】フィルム、もしくはケースどちらかを工夫すれば干渉対策は可能
万が一スマホとガラスフィルムの相性が悪くても、どちらかを修正すれば対策は可能ですし、特性を知っていれば事前に防ぐことができます。 私たちの日常にスマートフォンは今やなくてはならない存在です。自分の使い方によってフィルムも分けていってくださいね。
また、塗るタイプのスマホフィルムであれば干渉することはありません。
絶対にケースと干渉したくないという方は塗るタイプのスマホフィルムを使うようにしましょう。