コンパクトでコスパの良さが魅力のAppleのスマホ「iPhone SEシリーズ」。 簡単にホームに戻れる「ホームボタン」が使いやすいこともあり、全スマホの中でも特に根強い人気を誇っています。実際、発売から2年近くたった2024年の3月時点でもカカクコムの人気ランキングでiPhoneシリーズの中で最新機種のiPhone15に次いで2位(総合8位)になっています。
第3世代である2022年に発売されたiPhone SE3は、省電力でありながら優れた処理性能をもつ「A15 Bionic」チップを搭載。最新のアプリやゲームで快適に遊ぶことはもちろん、写真の画質改善能力も高いのが特徴です。
そんな使いやすいiPhoneSEですが、コンパクトなサイズ感のため落下しやすいのも気になるところ。実際、私もiPhoneで落下によって画面割れをした人を何人も見てきました。
そこで今回は人気のスマホ、iPhone SE3のおすすめの画面保護フィルムやその選び方をご紹介していきます。
※先におすすめのフィルム商品を知りたい方はこちら⇩
Phone SEにフィルムは必要なの?
スマホの性能が年々上がっている中、「フィルムはいらない」といった意見も多くなってきました。
確かにiPhoneシリーズも初期に比べれば、画面の強度は上がっており、少しの衝撃では傷がつきにくくなっています。しかしそれでも私はiPhone SE3には、フィルムを貼り付けることを推奨します。
その理由は以下の3点です。
- Ceramic Shieldがない
- 小キズの蓄積が画面割れにつながる
- 汚れ対策にも重要
それぞれ詳しく解説していきます。
iPhone SEの液晶ガラスにはCeramic Shieldがない
まず一番大きな理由となるのが、液晶のガラス素材です。
「iPhone 12」以降のSE以外の機種には、画面のガラスに「Ceramic Shield」(セラミックシールド)という特殊なセラミック素材が使われています。これは従来のガラスよりも強度が4倍になるもので、落下による画面割れの確率を大きく減らす優れた素材です。
しかし、コスパに優れたiPhone SE3にはこのCeramic Shield(セラミックシールド)が採用されておらず、硬化ガラスのみとなっているのです。
つまり、単純に言えばiPhoneSEの液晶ガラス(画面)は最新機種の4分の1の強度しかありません。最新のモデルに比べて傷つきやすく、落下などによる衝撃から十分に保護することは難しいかもしれません。
そのため、例えば忙しい朝の通勤・通学中に落としてしまったり、デスクやテーブルから落としてしまうなど、日常生活の中での小さなアクシデントに備えるためには、カバーフィルムやケースなどで適切に保護することが必要だと思います。
小キズの蓄積が画面割れにつながる
iPhoneの液晶ガラスは技術の進化によって、以前よりもずっと割れにくくなっています。しかし、メーカーが公表しているガラスの強さは「新品状態からの落下や衝撃の耐久テスト」です。
実際には目に見えないような小さなキズが徐々に蓄積され、それが原因でガラスが割れやすくなってしまいます。そのため、何ヶ月も何年もiPhoneを使い続けていると、小さな衝撃でも画面割れが発生してしまうことが十分にあります。だから画面の強度が上がった今でも、画面割れを起こしてしまう人がいるのです。
万が一、iPhone SEの画面が割れてしまっても、保護フィルムを貼っておけばフィルムだけを新品に交換するだけでほとんど問題ありません。
iPhone修理で定評のある「iCracked」さんのページによると、iPhoneSE3の画面修理を行うと「19,400円」もの金額が必要になるようです(2024年4月時点)。しかし保護フィルムがあれば、傷ついても1000円程度のフィルム代で簡単に張り替えが可能。予期せぬ出費のリスクを軽減することができます。
フィルムは画面割れだけでなく、汚れ対策にも重要
そもそも画面にフィルムを貼る意味は、画面割れの対策だけではありません。
スマートフォンの画面は日々の使用で避けられない指紋や油膜で汚れがちです。適切なフィルムを貼ることで、これらの汚れ対策としての役割もあります。
特殊な加工が施されたフィルムを使うことで、油分や指紋が付きにくく、常にクリアな画面を保つことができます。また、フィルムを貼ることでタッチ感に滑らかさが増し、より操作が快適になることもあります。
汚れに強いフィルムを選ぶことで、画面の割れを防止するだけでなく、長期間スマートフォンを清潔に保つことにも役立つのです。
iPhone SE3にはタッチが滑らかなガラスフィルムの方がおすすめ
では、実際にどんな保護フィルムを選べば良いのでしょうか。
画面保護フィルムには「プラスチックの保護フィルム(保護シート)」と「ガラスフィルム」がありますね。
iPhone SEの保護フィルムとしては、強化ガラスを使ったガラスフィルムが最適だと思います。
その理由は以下の3点です。
- 透明度の高さ
- 操作性の良さ
- 耐衝撃性の高さ
理由①保護シートより透明度が高い
iPhoneシリーズの大きな魅力の一つは、鮮やかで美しいディスプレイです。
中でもiPhone SE3は「Retinaディスプレイ」という高解像度でハイコントラストな色彩表現を可能としたキレイな画面がついています。
この特性を活かすためには、プラスチックの保護フィルムよりも透明度が高いガラスフィルムのほうが適していると思います。
理由②ガラスフィルムのほうが操作性が落ちない
iPhone SEの中でも第3世代であるiPhone SE3には繊細なタッチに対応したセンサーが搭載されています。
ここで、滑りが悪いフィルムを使ってしまうと、操作感が悪くセンサーの高性能さが無意味になってしまいます。
とくにプラスチック製の保護フィルムだと指で操作中に「キュッ」と手が止まってしまうことが多いため、あまりおすすめできないのです。
理由③ガラスフィルムのほうが耐衝撃性が高い
すでに説明したように、iPhone SEの液晶ガラスにはCeramic Shield(セラミックシールド)が搭載されていません。
ガラスフィルムはプラスチックフィルムと比較して、より衝撃や摩擦に強い素材で作られているため、標準のガラスのデメリットをカバーおり、衝撃や切り傷に強いのが特徴です。そのため、iPhone SEのガラスの弱さをカバーするためにはガラスフィルムの方が適していると思います。
iPhone SEのガラスフィルムの選び方:3つのポイント
では、実際にiPhone SE3のガラスフィルムを選ぶときには何に気をつければ良いのでしょうか。ここでは3つのポイントに絞って解説します。
- 強度
- エッジ加工
- 透過率
Point1:表面硬度(強度)
セラミックシールドが装備されておらず、決して強いとは言えないiPhone SEの液晶ガラスをしっかり保護するためには、やはりガラスフィルムの硬度が高いものを選んだほうが良いでしょう。
理想は9H以上の硬度のものを選んでいきましょう。
Point2:エッジ加工
iPhone SE3は端が滑らかに丸みを帯びたデザインをしています。そのため、ガラスの縁が丸くエッジ加工されたガラスフィルムを選んだほうがフィット感が上がり、ケースにも干渉しなくなります。
また、エッジ加工されたフィルムは指が触れたときの感触が滑らかで、使い心地が格段に良くなります。
Point3:透過率
iPhone SE3は高品質なディスプレイを持っています。
映画をストリーミングしたり、友人との最新の写真を共有したり、あるいは子供の成長を記録したデジタルアルバムを眺めたり、その色彩と鮮明さを活かすためには、透過率の高いガラスフィルムが必要です。
具体的には、透過率が95%以上のガラスフィルムを選ぶようにしましょう。
それによって、iPhone SEの美しいディスプレイを最大限に楽しむことができます。
条件を満たすiPhone SEのおすすめガラスフィルム
以上の選び方のポイントを満たした、iPhone SEユーザーにおすすめのガラスフィルムは以下の商品です。
商品の特徴
- 表面硬度9Hのすぐれた耐衝撃性
- 透過率98%でフィルムなしと変わらない鮮やかさ
- 角がなめらかなガラスエッジ加工
- 厚みはわずか0.33mm!軽くてかさばらない
- 汚れや皮脂に強い特殊コーティング
iPhone SE3のフィルムとしておすすめな理由
まず高い表面硬度(9H)を持つためiPhone SE3の弱点に対する効果は十分に期待ができます。
また透過率も高い(98%)ため、iPhone SE3の画面のきれいさを損なうこともほぼないといえるでしょう。
ここまでならいくらか同じようなフィルム商品があります。しかし、こちらの商品はフィット感が上がるエッジ加工、皮脂に強い特殊コーティングが施されていおり、フィルムなしよりも快適性が上がるこも期待ができるのです。
安全性と快適性を兼ね備えたこのガラスフィルムは、日常生活の中でスマホを大切に使いたいあなたにぴったりの選択肢ではないでしょうか。
これであれば、予期せぬ事故からデバイスを守りつつ、iPhone SEの魅力を最大限に活かすことができると思います。
ブルーライトをカットしたい方におすすめのフィルム
画面のブルーライトを気にさせる方は、フィルムの硬度も高く、ブルーライトのカット率が高いガラスフィルムがほしいですね。
そんな方にはブルーライトを99%カットすることを試験でしっかり証明された以下のガラスフィルムがおすすめです。
フチをしっかりカバーする全面保護のおすすめフィルム
100均のフィルムをはじめ、画面よりやや小さいサイズのフィルムも多いですね。
実際、画面のフチまでしっかりカバーされると、カバーとフィルムが干渉してしまうリスクもあるため、やや小さいサイズのフィルムがいい場合もあります。
しかし中途半端に画面が保護されると、どうしても気になってしまう方も多いと思います。
そんな方には画面の縁までしっかりカバーできる全面保護の大きさをした以下のフィルムがおすすめです。
注意すべきiPhone SE フィルムの浮き・剥がれ対策
高品質なガラスフィルムを選んでも、フィルムが浮いたり剥がれてしまうことがあります。その原因と対策を知っておくことが大切です。
iPhone SEフィルムが浮く主な原因
- iPhone SEと互換性のないiPhone 7/8用フィルムを使用
- ケースとの干渉
- フィルムと画面の間にゴミが入る
- iPhone SE本体の歪み
対策
- 正しい互換機種のフィルムを使う
- ケースの種類を選ぶ
- 清潔に貼る
- 本体の歪みがある場合は交換を検討
詳しくは以下を御覧ください。
まとめ
- iPhone SEの液晶ガラスには最新の機種に搭載されている「セラミックシールド」がないため、比較的衝撃に弱い。
- コンパクトで落下のリスクも高いため、フィルムを貼ることを推奨。
- プラスチックの保護フィルムより、操作性、透明度、耐衝撃性に優れているガラスフィルムの方がおすすめ。
- ガラスフィルムの選び方には表面硬度、エッジ加工、透過率が重要。
- おすすめのガラスフィルムはこちらのリンクから