スマホを使っていて、画面が浮いてくると心配ですよね。
画面に貼っているガラスフィルムの端が浮いてきたということであれば、貼り替えてしまえば問題ありませんが、本体の画面が浮いていれば対処が必要です。
大きく浮いていると、すぐに修理に出さないと!となりますが、少しの浮きであればそのまま使っておこうと思ってしまいます。
また、少しの浮きであれば自分でどうにか修理できないかな…とも思いますよね。
しかし、修理に出すまでの対処はできますが、自分で完全に直すことはできないので、画面が浮いてきてしまったら、修理に出して直すようにしてください。
少ししか浮いていなくても、放置しておくことによって、スマホに重大な損傷を与えることに繋がりかねないので、早めに修理に出すようにしましょう。
スマホの画面が浮く原因3つ
スマホの画面が浮いてきたとき「なぜ画面が浮いてしまったのだろう」と思いますよね。
画面が割れていれば、落としたことやぶつけたこと等、心あたりがあることが多いですが、何もしていないのに画面が浮いてきた!ということも少なくありません。
バッテリーが膨張している
スマホの画面が浮いてくる原因として一番多いのがバッテリーの膨張です。
充電が100%あるのに充電し続ける過充電や、0%の状態で放置している過放電により、バッテリーがダメージを受けて膨張することがあります。
また、充電には気をつけていても、長年使っていることによる経年劣化でも膨張します。機種によってもバッテリーが膨張しやすいものもあるようです。
バッテリーが膨張すると、発火は破裂に繋がる恐れがあるので、膨張している場合は、早めに修理に出して直すようにしましょう。
スマホに衝撃が加わり損傷を起こした
スマホを落とした時、真っ先に心配するのは画面が割れていないか、ということではないでしょうか。
割れていないから安心して使っているものの、画面が浮いている気がするということがあります。
画面は無事でも本体が少し歪んでしまっていることがあり、少しの歪みでも画面が浮いてきます。
画面が浮いているときは、本体が歪んでいないかを確認してみましょう。
画面が浮いたことで剥き出しになってしまった液晶が、爪や紙を引っ掛けてしまうことで破損してしまうケースは非常に多いので、液晶まで損傷しないように注意しましょう。
圧着シールが劣化してきた
最近のスマホは、液晶パネルと本体をきっちりとネジ等で止めていることが多いですが、中には圧着シールで貼って固定しているということがあります。
シールは時間が経つにつれ、粘着力が下がることが多いです。
粘着力が落ちると、画面が剥がれてきて浮いているように見えることがあります。
スマホの画面に浮きが出たときの応急処置
画面が浮いてきたまま放置していると、液晶にも不具合が生じることがあるので、すぐに修理に出すようにしましょう。
自分での修理はできませんが、応急処置程度であれば自分での対処もできます。
浮いているまま使っていると、わずかな隙間からホコリや水滴が内部に入ってしまい、スマホ本体も故障してしまう可能性があるので、すぐに修理へ出せない場合は応急処置をしておくようにしましょう。
マスキングテープで浮いているところを塞ぐ
画面が浮いてきたからといって、浮きを抑えるようにきつくテープで防いでしまうのは危険です。
バッテリーが膨張している場合、抑えつけてしまうことでさらにバッテリーに負荷がかかり故障に繋がります。
また、抑えることで、スマホ内部が損傷を起こし、本体も使えなくなることもあるので、テープで塞ぐ場合は、水滴やホコリが入らない程度に、ゆるく貼るようにしてください。
この時、接着剤で画面を貼ってしまうと、修理が困難になるので、絶対にやめましょう。
ラップを巻いておく
テープで止めておくと、どうしても抑えてしまうという方はラップを巻いておくという方法もあります。
ラップを巻いておくと、全体的にホコリや水滴の侵入を防ぐことができるので、気づいていないところが浮いていても安心です。
見た目は悪くなりますが、修理に出すまでの少しの期間なので、スマホの故障を防ぐためと割り切りましょう。
スマホ画面の浮きの直し方3つ
バッテリーを交換する
バッテリーが膨張している場合、バッテリーを交換すれば画面の浮きは直ります。
経年劣化でもバッテリーの膨張が起こるので、2~3年経ったバッテリーは早めの交換しておくと安心してスマホを使えます。
長年同じスマホを使っている場合はバッテリーの交換ではなく、本体を買い換えることも考えてみてはいかがでしょうか。
スマホの歪みをメンテナンス
スマホが歪んでしまっている場合、本体の歪みを修理する必要があります。
歪み方によっては修理が困難なものもあるため、修理ができるかは修理業者に相談してみてください。
修理が困難な歪みであれば、スマホ本体を買い替えることになります。
圧着シールの交換
圧着シールの粘着力が弱っている場合、圧着シールを交換して本体と画面をくっつけ直すことで画面の浮きが直ります。
もう一度貼り直すということになりますが、決して自分で両面テープで貼ろうとしたり、接着剤でくっつけようとしたりしないようにしましょう。
接着剤でくっつけてしまうと、修理に出すときに剥がれなくなり、修理が困難になることがあります。
修理にかかる値段は5,000~75,000円ほどかかる
正規ショップへ修理を依頼する場合
スマホに不具合が生じたとき、修理を依頼する先として候補に挙がるのは、購入したお店ではないでしょうか。
ドコモでスマホを買った方はドコモへ、iPhoneをお使いの方であればアップルストアを思い浮かべますよね。
ドコモでスマホを購入された方であれば、購入時等に、「ケータイ補償サービス」へ加入していれば修理にかかる自己負担額の上限は5,000円です。
auは、au歴や機種によって違うが、故障紛失サポートに入っていれば2,200円~の修理代で修理ができます。
AppleCare+(iPhone)に入っていれば最大12,900円の自己負担で修理が可能です。
補償に入っている場合は安心できる正規ショップへ修理を依頼するのが安心できますね。
ちなみに、補償に入っていない場合であれば、25,000円〜75,000円ほどかかります。
非正規ショップへ修理を依頼する場合
機種やスマホの状態によって修理金額は異なりますが、5,000円〜50,000円が目安となってきます。
あまりに安い値段で修理を行っている業者は、低品質な部品を使われたり、すぐ不具合が発生したりするトラブルもあるようなので、値段だけで判断するのは要注意です。
まとめ|画面が浮いてきたら早めに修理
画面が浮いてくると、自分で修理をすることは困難なので、業者に修理を依頼しましょう。
修理に出すまでの対処として、テープで軽く止めたり、ラップを巻いたりしておくと、浮いているところから内部に水やホコリが入ることを多少は防ぐことができるので安心です。
知恵袋で調べると、「接着剤でくっつけて」と書かれているものもありますが、絶対にやめてくださいね。
修理は、補償に入っている入っていないで、金額も大幅に変わってきます。
補償に入っていない場合は高額になることが多いので、非正規店での修理も検討してみてください。
スマホに不具合があっても、これぐらいなら大丈夫と、そのまま使い続けてしまいがちですが、精密機器なのでバッテリーの発火やデータの消失が起こる可能性があります。
何か気になることがあれば、自分で判断せずに、修理業者にスマホの状態を見てもらうと安心してスマホを使い続けることができるのではないでしょうか。