スマホの画面に緑の線が入ってしまったり、画面全体が緑色になってしまったりというスマホトラブルが最近増えてきています。
画面が見えづらいのはもちろん、操作ができなくなることもあるので、緑色になってしまった際は放置せずに修理に出すことが一番です。
また、画面に緑の線が入る原因は、画面内部の損傷であることが多いです。
今までは、液晶の損傷が起こると、「液晶漏れ」という、画面が黒色や紫色になる現象が起こっていました。
なぜ今までは黒色や紫色だったのに、緑色になったのか。
画面に使われている素材が、今までは液晶(LCD)だったものが有機EL(OLED)へと変わったためです。
画面に緑色の線が入ってしまう原因と対処法について、詳しく見ていきましょう。
画面が緑色になる原因2つ
画面の内部にあるカラーピクセルが損傷する原因として2つが考えられ、基本的には物理的故障が原因です。
最近のスマホ画面は有機ELでできており赤・青・緑からなる3種類のカラーピクセルが発光することで画面を表示しています。
この緑のカラーピクセルが損傷を起こすことで、緑色の線が入ったり画面が緑色に光ってしまったりします。
画面へ強い衝撃や圧力が加わる
スマホを落とすと、画面が割れることがありますよね。
画面が割れるほどの衝撃が加わっていれば、内部まで損傷していることも多く考えられます。
画面はバキバキに割れてしまったけれど、操作はできるのでそのまま使っているという方も多いのではないでしょうか。
最初は操作には問題なく使用できていたとしても、内部は見えない損傷を起こしており、急に画面が緑色になったり線が入ったりすることがあります。
落とした衝撃だけではなく、ズボンのポケットに入れたまま座るなどして、強い圧がかかっていることも、内部の損傷に繋がります。
カバンの中でスマホが水筒の下敷きになっていたり、手帳型のケースに入れていてケースの上から踏んでしまったりと、スマホに圧がかかるシーンは多くあるので、注意が必要です。
水没や温度の急激な変化による内部結露
最近のスマホはある程度の防水機能が備わっているものが多いので、お風呂にもスマホを持って入るという方も増えてきたのではないでしょうか。
防水機能が備わっているスマホでも、完全防水ではなかったり、温度の急激な変化により内部に結露が発生したりと、水没する原因はたくさんあります。
水没してしまうと、画面の内部損傷を起こし、緑の線が発生することがあります。
画面が緑色になったときの対処法3つ
画面に緑の線が入っても、操作に問題がなく、そのまま使い続けることができる場合も多いです。
しかし、そのまま使っていると緑の箇所が増えてしまったり、急に全体が緑になったりもするので、早めに対処が必要です。
一旦出てしまった緑の線を自分で直すことはできないので、修理に出すことになります。
修理に出す前にデータのバックアップを取っておくと安心です。
データのバックアップを取る
緑の線が入り、最初はそのまま使える状態であっても、時間が経つと、画面全体が緑色になって操作ができなくなることがあります。
また、自分では操作をしていないのに画面が勝手に誤操作を起こし、画面のロックのパスワードを何回も押してしまい、初期化が必要になることも考えられます。
操作ができなくなったり、初期化が必要になってからではバックアップを取ることができなくなるので、データが消えてしまう可能性があるでしょう。
緑色の線が出た場合や画面が緑色になった場合、スマホのデータを守るためにもまずはバックアップを取ることから始めましょう。
修理を依頼する
画面が緑色になったものを直す方法は、画面の交換です。
知恵袋で検索すると、自分で修理ができると書かれているものがあり、YouTubeやGoogleなどに交換方法が載っていることもありますが、自分での交換は絶対にやめておきましょう。
元々損傷していなかったところに損傷を与えてしまうことがあり、リスクが大きいです。
修理に出せば、安心して任せておけば綺麗に直ってスマホが戻ってきます。
画面の交換の修理は早ければ修理にだしてから30分ほどで終わることもあり、修理代は補償を使わず、非正規店で修理をすると10,000円~です。
補償に入っていれば自己負担3,300円~で修理ができることがあるので、購入した際の契約をよく確認してから修理に出すようにしましょう。
スマホ本体を買い替える
補償に入っていれば数千円で修理に出すことができますが、補償に入っていなければ非正規店でも10,000円は修理代として必要になってきます。
長年使っているスマホで、そろそろ変えようかと思っていたスマホの修理代に「10,000円も払いたくない!」という場合は思い切って新しいスマホに買い替えることをオススメします。
緑の線を防ぐ方法3つ
画面へ強い衝撃や圧を与えない
画面が割れる原因のほどんどがスマホを落としたことです。
歩きスマホをしているときに落としてしまったということが非常に多いので、歩きながらのスマホ操作はやめておきましょう。
最近のスマホはだんだんと薄くなってきており、ズボンの後ろポケットに入れたまま気づかずに座ってしまい、圧迫されていることがあります。
また、手帳のケースを使っていると画面に傷がつく心配が少ないため、無理にスマホを押し込んだり、強く握ってしまったりして、圧を与えてしまうことがあるので、注意しましょう。
画面に保護フィルムを貼る
画面が保護されていないと、スマホを落とした時に画面が割れてしまう可能性が高くなります。
落とした時に画面が割れてしまうと、内部まで損傷することが多いため、画面を保護するために保護フィルムは貼っておくようにしましょう。
さまざまなフィルムがあるため、自分に合ったフィルムを選べば、画面の保護だけではなく、指紋を抑えたりブルーライトをカットしたりと、嬉しい機能がついてきます。
スマホをお風呂へ持ち込まない
スマホが水没することも緑の線の原因になるので、お風呂にスマホを持っていくのはオススメしません。
防水のケースへ入れていても、温度差で結露が生じることもあり、危険なので、お風呂でのスマホ使用はやめておきましょう。
どうしてもお風呂の中でスマホを使ってみたいものがある場合はもう一台スマホを持っていると安心です。
まとめ|画面に緑色の線が入る原因は画面内部の損傷
画面に線が入ってしまう原因は、画面内部の損傷です。
落とした時の衝撃や、水につかってしまったことにより、内部が損傷してしまうと、有機EL画面の内部にある緑の点(カラーピクセル)が損傷してしまい、緑色の線が入ります。
緑色の線が入ると、放っておいても直ることはなく、自分での修理のできないため、修理に出す必要があります。
修理時間は最短30分で、修理代は補償に入っていない場合10,000円~です。
修理に出すと、手間もお金もかかってしまうので、画面へ衝撃を与えないように気をつけたり、水没を防ぐためにお風呂場へスマホを持ち込まないようにしたりと、緑色の線が入ってしまわないように気をつけましょう。
また、その他のトラブルとしてスマホの画面に黒い影等ができてしまう現象もあります。
緑の線が入ってしまうトラブルと同じくらい重要なものとなりますので、あらかじめ原因や対処法等を確認されるのをおすすめします。
参考:スマホの液晶にある黒い影は画面の傷が原因!直し方も解説します
画面にうっすらと文字が見える場合や前に表示していた画面の文字や画像が薄く画面下に見えたり色ムラが残っていたり、画面の端が薄く黄色やピンク色になっている場合は画面焼けも考えられます。
参考:スマホ画面の焼き付きって何?液晶がムラになる原因と直す方法
画面を守るためには液晶保護フィルムを使おう
設定や機能で画面の色味がおかしくなることもありますが、物理的な破損の場合にはスマホの買い替えなども検討しなければなりません。
高価なスマホ本体を守るためには液晶保護フィルムの活用を推奨いたします。