スマホに貼っていたガラスフィルムが汚れてきて貼り替えたけど、剥がしたものはどう処分したらいいのかな…と悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。
スマホフィルムを分別するルールとしては、各フィルムの素材毎に分かれます。
- ガラスフィルム=「不燃ごみ」で捨てる
- PET/TPUフィルム=「燃えるごみ」で捨てる
PET素材でできている保護フィルムは燃えるゴミとして捨てても問題ありません。
しかし、ガラス素材でできているガラスフィルムは不燃ごみとして捨てるのが正しい捨て方です。
本記事では各フィルムの捨て方だけではなく、スマホの周辺機器もどのように捨てれば良いか詳細を解説しています。
ガラスフィルムは「不燃ごみ」で捨てる
ガラスフィルムの素材は「ガラス」なのが理由
ガラスフィルムは名前の通り、ガラスでできています。
ガラスが割れたときは、窓ガラスなどの大きいガラスであれば粗大ごみが正しい捨て方となります。
ただし、スマホフィルムのような小さいものであれば不燃ごみとしてゴミに出します。
スマホに貼っているようなフィルムは大きなサイズではないため、不燃ごみとして処分することができます。
ガラスフィルムの捨て方
普通に袋に入れて捨てたらいいの?と思う方も多いのではないでしょうか。
剥がしたガラスフィルムは、直接袋に入れて捨てるのではなく、捨てる際は新聞紙や雑紙でくるんで、「割れ物注意」「ガラス製品」などと書いて捨てるようにしましょう。
捨てる際の手順を書いておきますので、ご参考にしてください。
- ガラスフィルムが割れないように慎重に剥がします。すでに割れてしまっている場合、破片でけがをしないように注意しましょう。
- 無事に剥がせたら、新聞紙や雑紙でくるんで、「割れ物注意」「ガラス製品」などと書きます
- 他の不燃ごみと一緒に指定のゴミの日にゴミ出しをします。
包まず袋に入れて捨ててしまうと、袋が破れて思わぬケガに繋がることがあります。
また、「割れ物注意」などと書かずに捨てると、ごみの回収をした人がケガをすることがあるので、必ず注意書きをするようにしてください。
「ガラスフィルムは、剥がしたら新聞紙などに包んで注意書きをし、不燃ごみとして捨てる」と覚えておいてください。
スマホフィルム(PET/TPU)は「燃えるごみ」で捨てる
PET/TPU素材はプラスチックのため「燃えるごみ」になる
スマホフィルムには、現在主流であるガラス素材以外でもPET/TPU素材というプラスチック素材のフィルムが存在しています。
プラスチック素材ということもあり、捨てる際は「燃えるごみ」として捨てることになります。
よく聞く「アンチグレアフィルム」などもPET/TPUフィルムに属するフィルムとなり、燃えるごみとして捨てるフィルムです。
もしフィルムの素材について不明な場合は、購入時のパッケージを見てみると必ず素材が書いてあるので確認するようにしてください。
スマホフィルムは一般ごみと同じ捨て方で問題無い
プラスチックのスマホフィルムは、素材が柔らかいものとなっており、フィルム自体が割れてしまってケガをするということはありません。
フィルムを交換する際は、スマホ本体から剥がしたらそのまま燃えるごみとして捨てる捨て方で大丈夫です。
ガラスフィルムを交換する際に、捨てるガラスフィルムを紙で包んだり、不燃ごみとして処分したりすることが面倒だと思う方はPET素材の保護フィルムを試してみると捨て方が楽になります。
なお、PET素材の保護フィルムについてはブルーライトカットや覗き見防止など、様々な機能を兼ね揃えているフィルムも存在します。
各スマホフィルムの違いを理解しておくことで、あなたの生活スタイルに合ったスマホフィルムを選べるようにあるのであらかじめ把握しておくとフィルム購入時に迷いません。
スマホ周辺機器4つの捨て方も紹介
- モバイルバッテリー
- スマホ本体
- スマホケース
- ケーブル
スマホフィルムを捨てる方の中には「スマホフィルムとまとめて周辺機器も捨てよう」と思っている方も多いのではないでしょうか。
スマホの周辺機器で捨て方に困る4つの捨て方について、本項目でも詳しく捨て方を紹介していきます。
面倒だからといって「全て可燃ごみにしてしまおう」という捨て方は避けるようにしましょう。
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーが不要になったとき、燃えるゴミでの捨て方をすることはNGとなります。
また、ほとんどの自治体では不燃ごみとしても回収はできないということになっています。
ゴミで出してしまうと、発火による火災が起こることがあり、回収はしていません。
ゴミとして捨てられないモバイルバッテリーですが、リサイクルBOXなどを置いて引き取りをしている場所に持っていく捨て方があります。
リチウムイオン電池は小型二次電池に分類されているため、資源有効利用促進法の対象としてリサイクルが可能です。
家電量販店やホームセンター、大型スーパーへ行けば回収BOXを置いているところが多いので、捨て方に悩んでいる人は近くの店舗で探してみましょう。
また、まだまだ使えそうなモバイルバッテリーの場合は、中古品販売業者で買い取ってくれる場合もあるので捨てながらお金も手に入る一石二鳥になる可能性があります。
スマホ本体
スマホ本体の場合は、新しいものを買うときに下取りに出すという方が多いのではないでしょうか。
いつも下取りで引き取ってもらっていると「スマホ本体の捨て方がわからない…」という方もいると思います。
スマホ本来の捨て方としては、大きく分けると3つの方法に分類されます。
- 携帯キャリアショップへ持っていき、処分を依頼する。
- 小型家電の回収へ出す。
- (回収可能な場合は)不燃ごみとして処分する。
携帯キャリアショップでは、docomo/au/ソフトバンク等のメーカーに限らず、異なるメーカーのスマホでも回収してくれます。
不燃ごみとしてスマホ本体の回収をしていない自治体も多いので、自治体が回収していない場合は携帯キャリアショップにスマホ本来を持ち込む捨て方が有効となります。
注意点としては、スマホを処分する場合はデータの初期化を忘れずに行わないと個人情報の流出につながってしまう可能性があるので気を付けましょう。
スマホケース
スマホケースと言っても、さまざまな素材でできているものがありますよね。
だいたいのスマホケースは燃えるごみの捨て方で問題ありません。
いくつかの素材が組み合わさってできているケースも多いですが、燃えるごみとして捨てましょう。
ただし、アルミ素材でできているスマホケースは、金属などの不燃ごみとして捨てるようにしてください。
多くの自治体のホームページではスマホケースの分別も載っていることが多いので、お住まいの自治体の分別を一度確認してくださいね。
ケーブル
ケーブルは、まだ使えるものであれば、フリマサイトなどで中古品として売れることが多いです。
線が傷んでいてもう使えないケーブルであれば、役所やスーパー、ショッピングセンターなどに設置している「小型家電リサイクルボックス」に投函して処分する捨て方を取るようにしましょう。
まとめ|保護フィルムの素材を考えて捨てるようにしよう
スマホを守るために欠かせない存在となっている画面保護フィルムですが、捨て方には2種類あります。
基本的には素材で捨て方が変わりますが、もう一度各素材の捨て方についておさらいしておきましょう。
- ガラスフィルム=「不燃ごみ」で捨てる
- PET/TPUフィルム=「燃えるごみ」で捨てる
スマホのフィルムは気軽に購入して貼っていることが多いですが、処分のことを考えて購入される方は正直少ないです。
フィルムを交換する際に出た不要なフィルムは、ガラスフィルムの場合は「不燃ごみ」として処分し、保護フィルムの場合は「燃えるごみ」として処分しましょう。
素材が何でできているかによって処分方法が変わるので、フィルムを貼る時に、何の素材でできているフィルムかをきちんと確認することが重要です。
各フィルムの素材を確認して燃えるごみ、不燃ごみでしっかり分けて捨てるようにしてください。
また、ガラスフィルムとPETフィルムの違いについてよくわからないという人はそれぞれの特徴も別記事で紹介していますのでご参考ください。